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眼圧を下げる薬がまつ毛育毛剤に

2019年12月25日
スキンケアをしている女性

緑内障や高眼圧症は、眼圧が上がりすぎてしまう症状があるのですが、その眼圧を下げるために使われているのがルミガンという点眼液です。しかし眼圧を下げる目的でルミガンを使った緑内障や高眼圧症の患者さんの多くに、まつ毛が伸びる、また太くなると言った副作用が見られました。この副作用は眼圧を下げるという目的での使用では副作用ですが、まつ毛を伸ばしたいという方にとっては求めている効果です。

ルミガンはそういった経緯があり、今ではまつ毛用の育毛剤としても使われるようになりました。本来の目的とは違った副作用から発見されたビマトプロストの作用によって、新たな効果が発見されたという訳です。

なぜまつげが伸びる、また太くなる、そして密度も高くなるのかというメカニズムを見てみますと、ルミガンに含まれるビマトプロストが、まつ毛の毛包を刺激することで毛周期の成長期を延長させる事が関係しています。まつ毛も毛髪やそのほかの体毛と同様に、毛周期があります。

ぐんぐんと伸びる成長期、そして成長がストップする退行期、さらに抜けていき次の毛が生えてくる準備をする休止期と大きく分けると3つに分かれます。ビマトプロストは、この成長期の期間を延長させる事に作用します。具体的には通常であれば1~2ヶ月で退行期に入るのですが、16週間ほどまで延長することが出来ると言われています。そのため使用前よりも長く伸びたり、太くなると言った事が起こります。もちろん密度に関しても高くなっていきますので、見た目の印象もずいぶん変わってきます。

本来は点眼液として使われていたルミガンですが、使用方法には違いがありますので注意です。点眼という使用方法ではなく、アプリケーターというブラシを使ってまつげ生え際あたりに一塗りで塗布します。ブラシを使ってアイラインを引くような感覚での塗布ですので、基本的には他の部分には付きにくい方法です。

しかし副作用の一つに色素沈着があるので、万が一まぶたの他の部分についてしまった時には、すぐに拭き取るようにしましょう。色素沈着が起こるというのは、まつ毛を濃くするという点ではメラニン色素が分泌されるので効果としても考えられるのですが、関係ない所に付いた時にはシミとなったり、黒ずんできますので注意しましょう。

ドラッグストアにはまつ毛用の美容液(育毛剤と記載されているものもあります)が並べられていて、そちらも同様に効果があるのかと思う方もいるかもしれません。しかし有効成分を見てみますと、ビマトプロストが入っている物はありませんし、成長因子が含まれている有効成分が無いので、成長させるという点では効果は期待出来ません。

まつ毛美容液は乾燥を防ぎ保湿をする事、そしてまぶた部分のケアに関してはメリットもありますので、併用していくのも良いでしょう。またルミガンは病院で処方してもらえる処方薬ですが、個人輸入であればもっとコストを抑えて取り寄せる事も可能です。